話法・時制の一致
話法・時制の一致
時制の一致
I think that Mike do that. という文では、主節の動詞 think を過去形にすると 従属節の動詞、do も過去形にならざるを得ないことを 時制の一致といいます。
主節の動詞が過去形のとき 従属節中の動詞は 一般的に 次のように変わるといえます。主節 現在 → 過去 |
従属節 |
現在 → | 過去 |
---|---|---|---|
過去 → | 過去完了 | ||
現在完了 → | 過去完了 | ||
現在完了 → | 過去完了 |
時制の一致の例外
一般的な心理や現在の固定化した事実などは、現在形のままで、時制の一致のルールが適用されない。また 過去の事実は 過去形のまま固定となる。 仮定法の時制はそのまま。
I wish I were a bird. → I wished I were a bird. (仮定法)
We learned that the earth goes round the sun.
(従属節が一般的心理を表わしているため 時制は現在形のまま固定)
直接話法と間接話法
直接話法は 他人が述べた「せりふ」を 実況中継する形で 一時的に成り代って引用して伝える。 間接話法は 他人が述べた「せりふ」の要旨を まとめて、伝達者が わかりやすく伝える用法です。<直接話法>
She said,"I am a driver." 彼女は「私が 運転手です」といった。
<間接話法>
She said that she was a driver.
話法の転換
- 平叙文
- He said to me," I know him". → He told me that he knew him.
- 彼は 私に「彼のことを知っている」といった。
- 疑問文
- He said to me"Do you know me?" → He asked me if I knew him.
- 彼は 私に「ぼくのことを知っているか?」と聞いた。 ※ 疑問詞のない疑問文の話法を変えるときには、接続詞 if または whether を使って節に言い換える。 時制の一致も適用される。節とは if I knew him の部分 (この形が間接話法の1パターン)
- He said to me"Where do you go?" → He asked me where I went?
- 彼は 私に「どこへいくのか?」とたずねた。 ※ 疑問詞のある疑問文を 間接話法に変えるときには、疑問詞で始まる疑問文の部分を疑問詞で始まる節(疑問の形をとらない)に変え、時制の一致も適用される。
- 命令文
- He said to me,"Do your best." → He told me to do my best.
- 彼は私に「最善を尽くせといった」
- 感嘆文
- He said," How nice my car is!" → He exclaimed that his car was very nice.
- 彼は「私の車はすばらしいだろ」と言った。
- 重文・複文
- She said,"I am sick,but I will go to school." → She said that she was sick,but that she would go to school. 彼女は「病気ではあるが、学校へ行く」 と 言った。